JUNNOSUKE HARA

probablecause.space

mixed media, 2020, 2020

website, paper, mdf, monitor

小松千倫による企画「Probable Cause」のWebサイト(probablecause.space)を「作家」という立ち位置で制作し、またそのWebサイト自体をアーカイブすることを試みた。
「Probable Cause」は、コロナ禍において、実空間上での展覧会の開催自体が危ぶまれる中で、「距離」について時間と空間の両面から考え、参加作家たちが話し合い、実験を行っていく過程をWebサイト上で公開していくという企画である。

アーカイブサイトは、Are.naというSNSを利用して作成されており、Are.na自体がサービスを終了した場合、サーバ自体の解約があった場合、そもそものWebサイトの閲覧の仕組み自体がアップデートや技術的な問題で変更された場合など、様々な要因で容易にアーカイブとしての意味を喪失してしまう。
2020年12月15日~31日の期間で、参加作家の作品をHAPS1階に集めた展示が行われた際に、そのような不確かな存在であるアーカイブサイト自体をアーカイブし、記録を残すため、webサイトを構成しているプログラムの文字列を紙に印刷したもの、板に刻印したもの、またサイトの外観をディスプレイに模写したものと、別の形で出力し、ネットワークを結ぶように、関連する箇所ごとに糸で接続していった。


ALLNIGHT HAPS 2020「Probable Cause」
会期:2020年8月16日(日)~12月31日(木)
企画:小松千倫
出展者:石毛健太/土井樹/中谷優希/濱田明李/原淳之助/松元悠/Ψυχή
会場:HAPSオフィス1F(京都市東山区大和大路通五条上る山崎町339)
ロゴデザイン:石塚俊
主催:一般社団法人HAPS
支援:2020年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団

http://haps-kyoto.com/allnighthaps-2020_2/