JUNNOSUKE HARA

Flying Vision

PublicArt, 2016

ドローンの普及により、以前は容易に手が届かなかった空からの自由な視点を、誰もが手に入れられるようになった。
個人の視覚が地上や身体の制約から解き放たれたことで、私たちが見ることのできる世界が、爆発的に拡張されていく。
しかし、それをただ眺めているだけでは、この新世界を十分に活用しているとはいえない。技術がもたらした新たな自由を享受するだけでなく、主体的にそこに入り込み、「見ること」が持つ意味の可能性に対して働きかけていくことこそが重要だ。
このF l y i n g V i s i o n プロジェクトは、ドローンにしか見ることのできない、飛行する視点からかいま見える現実の狭間や亀裂を探索し、そこを世界の拡張への入り口として提示することを試みる。

上野陸/原淳之助/ひつじ/持田寛太/中嶌貴裕/久保田晃弘

制作協力: 多摩美術大学、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、パロットジャパン、デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー、Tokyo Art Flow 00
使用機材: Parrot Bebop 2, SkyController

Tokyo Art Flow 00